
大好きなクルマづくりに
携わりたかった
大学は機械工学専攻で、絞り成型という成形技術を研究していました。就活ではトヨタグループをはじめ、自動車業界のいろんな企業のインターンシップに参加。クルマが好きだったのでクルマづくりに関わりたいと思っていました。入社してからはノアやヴォクシーのシートのほか、アルファードやヴェルファイアの背もたれ、レクサスLMなどを担当。親会社であるトヨタ紡織がシートを設計し、それを量産するための設備設計や予算立て、工程計画をもとに仕様を考えて、生産ラインのどこに盛り込むかを考えていきます。プロジェクトは1車種につき約2年続き、量産が始まって落ち着くまで3~4ヶ月かかりますね。

すべての型式を網羅した設備を実現した
クルマはオプションの有無によって型式が複数あり、車種によっては8つもあるものもあります。生産技術として、すべての型式を一つの設備で網羅できれば大きなやりがいにつながります。大学で機械図面をたくさん読んだり、描いてきたので、それも活かせていますね。自分が手がけた車種を街で見かけると本当に感動します。現在は親会社のトヨタ紡織に出向しています。出向は知見や経験を蓄積し、技術者として成長できるチャンス。今、生産ラインは自動化や省力化が図られて、どんどん進化しています。それらを貪欲に吸収し、いずれ会社に戻ったときにアウトプットしたいです。